凍えそうな木曜の明け方に料理を

凍えそうな木曜の明け方に料理を

村上春樹のストーリーがおもしろいと、周りの人々の話を聞き、購入したのがノルウェイの森。
このストーリーは外国でもたくさんの人に読まれ、松山ケンイチ主演での映画化もされた。
村上春樹の本は、会話が面白く、どんどん読めてしまうところが好きだ。
直子と緑との2人の女性の間でゆれる、主役のワタナベは、実際、生死の間でゆれているよう。
生と死という骨組みを取り除いても2人の女性は魅力があると思った。
そして、ハツミさんや永沢さんやレイコさんという登場人物が加わる。
みんな魅力的でどこか変わっていて陰の部分を持ちあわせている。
大分前に知った文庫本だが無性にあのシーンが読みたい!と思い、ページをめくったことが何回もある作品。
ワタナベは直子に、「私のお願いをふたつきいてくれる?」と頼まれ「みっつ聞くよ」と答える。
さすが小説家!と感じた瞬間。
このことから、直子がちょっとだけうらやましくなった。

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★★